無料で使いやすく、すぐに利用開始できるチャットボットを、実際に使ってみた筆者が紹介します。
職場でチャットボットの導入を検討する際に、まずはチャットボットって何?というところから検討する方も多いかと思います。
新しい技術を理解するためには、まず使い倒してみることが大切です。多くのチャットボットは、無料期間が決められていたり、営業さんとやり取りが必要であったりと、気軽に使えないものが多くあります。
本記事では、「無料」「営業とやり取り不要」「簡単」の3拍子揃ったチャットボットを紹介します。
この記事のターゲット
- チャットボットを初めて使う方
- 業務効率化でチャットボットに興味があるが、現時点では導入時期は未定な方
- 期間限定でなく無料でチャットボトを試したい方
チャットボット紹介
anybot
本ブログでも何度か取り上げているチャットボットです。会員登録後すぐに使用可能になり、無料で使い続ける事ができます。筆者も試しましたが、最低限の動作であれば10分もあれば公開可能なほど、簡単でした。
管理画面は、チャットボットのアクション(動作)を記述していく方式です。直観的な操作で使いやすく、ITに詳しくないボット初心者でも、すんなりと覚えられると思います。TESTボタンから動作テストができるため、トライアンドエラーしやすく、問題を簡単に発見することができます。
辞書を登録していくことで、複数のユーザの言い回しに対して単一の対応を取ることができます。例えば、図のように「こんにちは」「はろー」「ちわ!」等の複数の入力に対して、ボット側には単一の対応を取らせることが可能です。これにより、頭の良いボットを演出することができます。
利用用途は、FAQ対応とった社内ボットから、小売業向けの接客対応ボット、予約販売ボット(有償版機能)など、幅広い用途で使用可能です。
BOTCHAN
管理画面には、チャットのシナリオのテンプレートが用意されているので、作り方の分からない初心者でも簡単にシナリオを作ることができます。
無料版にしては珍しく、2ボット作成できるので、Web向けとLINE向けなど、複数の設置場所を試すこともできます。
チャットボットと人間オペレータの併用も可能で、ボット対応中に人間に切り替えることもできます。
導入企業として、クラウドワークスや家電量販店のノジマなどの企業に導入されています。
Repl-AI
docomoが提供するチャットボットプラットフォームです。
管理画面では、チャットボットの動作を定義するアイコン同士を繋げてフローを作ることで動作を定義できます。LINE、Facebookには接続できますが、WebサイトについてはAPIの提供のためフロント画面が提供されず、自身で作りこむ必要がありますので注意が必要です。
横浜市のゴミ分別ボットが公開されて、話題になりました。
比較
管理画面の操作感はanybotが最もよく、初心者でも簡単にボットを作成できました。操作感を求める場合は、圧倒的にanybotがオススメです。
ボットが複数ほしい場合はBOTCHANが選択肢に入るでしょう。
Repla-AIはWeb画面に埋め込むことができないため(画面を自分で作る必要がある)LINE等で利用する場合でなければ選択肢からは外れるかと思います。
anybot | BOTCHAN | Repl-AI | |
---|---|---|---|
使いやすさ | 3つの中で操作が最も簡単。 1時間あれば 簡単な手続きボットが 作成できる | 画面からシナリオ定義が 簡単にできるが 全体を俯瞰できないため 大規模になると管理が難しい | フローが表示されるが 慣れないとやや難しい |
ボット数 | 1 | 2 | 1 |
チャネル | Web,LINE,Faeboot | Web,LINE,Faeboot | LINE,Faeboot |
まとめ
無料で簡単に始められるチャットボット3選を紹介しました。チャットボットは既に多くの企業に導入されており、今後も増加していくことが想定されます。
ツールも乱立していて、取捨選択は難しいものがあります。今後も、良いチャットボットを使った記事を継続して執筆していきたいと思います。
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