チャットボット「anybot」を使った、経費申請の手続きを行うボットの作り方を紹介します。手続き処理は、このチャットボットの得意とするところで、1時間程度の簡単な画面操作でボットを作ることができます。
チャットボットの処理の流れ
図のような流れのチャットボットを作成します。「出張旅費」、「接待」、「備品購入」の3パターンの申請から選択するようにしています。用途や金額を入力後、領収書を添付して処理を完了する流れです。赤枠はユーザの入力が必要な個所です。
チャットボットの作り方
チャットボットの動作を定義する画面
左側の赤枠の中がアクション一覧で、この1つ1つがチャットの1つのアクション(吹き出し)に対応しています。
右側でアクションの詳細が定義でき、挨拶メッセージや選択肢の設定、受け取る文字列やファイルの設定を行うことができます。
アクション同士の接続の定義
出張の選択肢を押された後のアクションを定義しています。次の会話に遷移する他に、URLへの遷移も設定することができます。
ユーザー入力後のボットのアクション定義
ユーザーが文字列を入力した後のボットのアクションを定義しています。正規表現でのチェック等も行うことができます。
完成品はこちら
動作の様子です。接待費の精算を行うパターンを表示しています。
一度、領収書なしで申請して申請NGの後、領収書添付して正しく申請処理される流れです。
まとめ
チャットボットを活用して、簡単な手続き処理を行うボットの作成の流れを紹介しました。anybotはUIが使いやすく、より複雑な手続きでも簡単に構築することができます。無料で1ボットまでは永続的に利用できるため、ボット導入を検討されている方は、是非試して見てはいかがでしょうか。
こちらは非常に分かり易いチャットボットの入門書です。書籍と無料ボットを併せて利用すると、理解がより深まるかと思います。
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